とらいんぐ

スタンプをつくってもらおう

time 2016/07/23

スタンプをつくってもらおう

LINEスタンプをつくろう企画では、スタンプの制作をココナラで出会えたデザイナーさんに発注しました。
今回は、スタンプの制作を委託するにあたって、調査した内容をご紹介します。

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委託候補

少し前まで、何かしらの業務を委託するときは、専門の業者に発注することが一般的でした。
しかし、最近は、不特定多数の人から解決策を得るようなクラウドソーシングが流行してきました。業者ではなく個人との契約になることから費用も抑えられる傾向にあるため、金銭的なメリットがあります。
そこで、委託候補には、以下のLINEスタンプ制作専門業者とクラウドソーシングサービス業者をあげました。

  • 専門業者
    • スタンプファクトリー
  • クラウドソーシング
    • ランサーズ
    • クラウドワークス
    • ココナラ

スタンプファクトリー

Googleで「LINEスタンプ制作」で検索すると、スタンプファクトリーが広告枠に出てくるのでついつい見てしまいました。専門でやっていることもあり実績は豊富なようです。

料金も98000円からで、キャンペーン時は49000円のときもあるようです
また、料金を抑えて利益が出た場合は折半するというプランもあり、後ろ髪をひかれました。

さらに、専門ということもあり、審査が通るまでサポートしてくれるのはありがたいところです。

また、スタンプファクトリーに委託した場合の月平均売上が11万超えという記載があります。
例えば、上位1割の売り上げが大きすぎて平均が上がってしまう平均マジックが発生していることも考えられますが、驚くべき数字ですね。


なお、スタンプファクトリーの調査からスタンプ委託費の基準を5万円と規定することにします。

つまり、クラウドソーシングで5万円以上かかるケースは、スタンプファクトリーのような専門業者への委託も選択肢に入れた方がよいということになります。

ランサーズ/クラウドワークス

ランサーズはクラウドソーシングの老舗です。扱っている案件や登録しているデザイナー数も多く、うまく活用すれば素敵な提案を受けられます。
クラウドワークスも近年台頭してきたクラウドソーシングサービスで、ランサーズに比べて、操作性の面で使いやすいです。どちらも仕事を依頼する場合、プロジェクト方式とコンペ方式があります。

プロジェクト方式は、クライアントが作成した案件に対して、ランサー・ワーカーから提案を受け、見積を取りながら、双方合意のもと契約を進めてきます。

コンペ方式は、依頼に対して直接仕事を募集する方式です。わかりやすい例では、ログ制作の募集をかけると、多人数から複数の提案を受けることができます。その提案の中で、気に入ったものを選定し、報酬を支払うという様態です。

LINEスタンプのようなロゴやデザイン制作などは、プロジェクト方式、コンペ方式のどちらでも問題ないと思います。

プロジェクト方式では、事前にランサー/ワーカーの画力や画風をチェックするために、いくつか作品を見せてもらう作業が必要です。

コンペ方式であれば、要望したものが様々な形で提案されてくるので、その中から選ぶ、という作業が必要です。

このため、プロジェクト方式の方が、複数人と並行して相談しながら選定し、契約締結までの過程をたどる分、クライアント側の負荷は高いです。ただ、その分、大きく外すことも少なく、費用も抑えられる傾向にあります。

一方で、コンペ方式は、提案されたものを選ぶだけ、という作業になるので、手間としては楽になります。ただし、コンペ方式は、プロジェクト方式より総じて価格が高くなる傾向にあります。

ランサーズ/クラウドワークスがお勧めするスタンダードプランだと税込み54000円となっています。もっと安いプランもありますが、提案数が減ってしまったり、提案保証がない、あるいは少ないという制限もあります。

また、望ましい提案がなかった場合には、キャンセルすることもできますが、キャンセル料が発生してしまうというデメリットもあります。

このため、費用を抑えようとコンペ方式を選んでしまうと、逆に高くつく可能性もあります。よって、コンペ方式は、ある程度の費用を払いつつも多様な提案が必要な場合に選択するのがよいのではないでしょうか。



クラウドソーシング「ランサーズ」

在宅ワークからシステム開発まで!色々な仕事が発注できるクラウドソーシングの【クラウドワークス】

ココナラ

ココナラは「知識・スキルを売り買いできるオンラインマーケット」です。
サイトの雰囲気は、ランサーズやクラウドワークスよりもライトで気軽に使える感じです。

コンペ方式のように募集をかけられるリクエストボードシステムもあるのですが、どちらかというと、サービス提供者が主体となっています。そして、サービス利用者が所望のサービスを探す、という形態になっているようです。

このため、スタンプ制作を委託する場合、LINEスタンプの制作者をサービス検索で見つけることになります。多くの場合、サービス提供者は、マイページに作品を載せ、作風などがわかるようにしています。

このため、気になるサービス提供者をピックアップしておき、画風・作風と価格との折り合いをつけながら選定する形になります。

とらいんぐの公式キャラクターのぺけとらは、上記の手順でサービス提供者を見つけて、契約・納品していただきました。諸経費込で23000円程度だったので、他のクラウドソーシングと比べても十分費用を抑えさせていただけと思います。

なお、とらいんぐでは、見積時にラフ画とスタンプ40個分の説明やイメージ写真をドキュメントにまとめて、イラストレーターさんにお渡ししました。そのうえで、キャラクターの具現化&サンプルスタンプを用意していただき、契約(サービス購入)にいたりました。

また、色合い、フォントなどを決めるためにいくつかのパターンを見せてもらいました。そして、スタンプが10個出来上がることに確認し、パワーポイントで修正指示をまとめて、修正してもらう、といった流れで作業を進めました。

たまたま当たりだったのかもしれませんが、担当してくれたデザイナーさんが迅速かつ丁寧な方だったので、十分に相談しながら進められました。おかげさまで、満足のいく結果が得られたと思います。



まとめ

今回は、LINEスタンプ制作を委託するいくつかの方法をご紹介しました。費用を抑えたいのであれば、ランサーズ・クラウドワークス・ココナラといったクラウドソーシングサービスから検討してみるとよいと思います。

一方で、ある程度予算が見込めるのであれば、クラウドソーシングサービスのコンペ方式や、専門業者を選択することも検討にいれるとよいです。

なお、クラウドソーシングサービスを利用して業務を委託するためには、委託者側も要望を明確化し、人と人とのやり取りであること忘れずに、真摯に対応していくことがより強く求められます。

企業間の業務委託契約であれば、社内規定に従って十分な審議を行ったのち締結となるでしょう。そして、契約期間中は業務として丁寧なやりとりが行われると思われます。

しかし、クラウドソーシングサービスのような対個人との契約の場合、この点がおろそかになりやすいです。

このため、委託者も十分な準備を行い、適切なコミュニケーションを行うように心がけましょう。結果として、お互い納得のいくモノが出来上がると思います。

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