とらいんぐ

ポケットティッシュ配布の極意。基本とポジショニング総まとめ

time 2017/01/08

ポケットティッシュ配布の極意。基本とポジショニング総まとめ

おかげさまでぺけとらポケットティッシュ配布も無事に終わりました。
前回「ぺけとらポケットティッシュの気になる広告効果は?果たして反応はあったのか?」でまとめたように広告効果としては散々たる結果ではありました…(笑)

ただ、結果はどうあれ、手を変え品を変え、ポケットティッシュの配布と向き合い続けた日々は無駄でなかったと思います。
基本的なところから、必殺技まで広範囲に学べました。
今回は、そんなポケットティッシュ配布のあれこれについてまとめます。

sponsored link

ポケットティッシュ配布の基本

何はともあれ笑顔

笑顔は人を引き寄せてくれます。何より、ポケットティッシュを配る際に、笑顔だとターゲットも、いらないときは首を事前に振ってくれたりします。
意外と「無視されない」というのが心のダメージを軽減させてくれます。メンタル弱い人こそ笑顔がお勧めです!

また、ポケットティッシュを差し出してから、もらってくれなさそうと感じても、すぐにあきらめず、コンマ数秒でも長めに笑顔で視線を合わせると、ついつい根負けして取ってくれる人もいます。これは、基本というよりはちょっと応用に入りますが、ぜひ試してみてほしいです。

ポケットティッシュを差し出すときは、手元&向きに気を付けましょう

わりと当たり前のことなのですが、もらう人にとって取りやすい位置に持っていくと、取るつもりがなくても取ってくれることがあります。逆に位置が悪いと、取るつもりがあるのに取れないことが起きます。
このため、混雑していると難しい時もありますが、なるべく相手の手元にもっていくようにするとよいです。

また、ターゲットがある程度距離がある場所からやってくる場合は、ちょっと早めに差し出しておきます。そうすると、ターゲットがポケットティッシュを目視する時間が長くなるため、自然と取ってくれるようになります。

加えて、ポケットティッシュをもった手を孤を描くように大きく差し出します。これにより、貰い手はこれから配られるということが事前にわかるようになります。

つまり、手渡される側ももらう準備ができるため、受け取り漏れを減らすことができます。加えて、元からもらうつもりのない人は、あらかじめ避けて通ってくれることがあるため、不要な差し出し動作を減らすことができます。

また、差し出すときのポケットティッシュの向きも意外と大事だったりします。
ネットでは向きについては、あまり重要視しないというコメントもちらほら見受けられるのですが、有効に機能する場合があります。

もちろん一瞬で広告に目を通せるわけではないですから、向きがとっちらかっていてもさほど重要ではないのでは?と思われるのも無理はありません。

ただ、ポケットティッシュの醸し出す雰囲気を認知してもらうことが大事だと考えています。
例えば、お水系のポケットティッシュはもらわない、という女性がいます。

つまりは、ポケットティッシュの雰囲気がお水系として認知されてしまうと、取ってもらえなくなります。
このため、「そういう類のものではないよ」、というのを明示するためにも正しい向きで配る必要があります。

とはいえ、明らかにデザインが秀逸なものであれば向きがどうであれ取ってもらえるとは思います(携帯ショップのポケットティッシュとか)。

ちなみに、今回私が、配布したぺけとらポケットティッシュは、こんな感じのものです。

特に、こういう広告の場合、反対向きで手渡されても、キャラクターを判別するのに時間がかかってしまう可能性があり、「なんだこれ?」ってなってしまいかねないです。このため、配布するポケットティッシュのタイプによって気を付けてもらえればよいと思います。

また、まれに「かわいいっ!」と言って取ってくれる方もいました。こういった効果もあるので、正しい向きで見せることは有効だといえます。

声掛けは最大のPR活動

ポケットティッシュを受け取る方は、受け取ったときにチラっと広告をみる傾向にあります。
ここで、最初にどれだけ長く見てもらえるかが、その後の反応に影響します。
そして、その効果的なアプローチが声掛けです。

声掛けなし、あるいは、「どうぞ」の一言のみで手渡された場合は、当然そんなに見ることなくバッグの中に移動します。
しかし、明確かつ魅力的な声掛けがあればじっくり眺める機会につながります。

ぺけとらポケットティッシュ配布時は、「スタンププレゼントしています」と声掛けをしていました。
大きく効果をあげたのは、二人組に渡したケースです。

1人が「やったー♪」と喜んでくれることがあります。
そうすると、二人で歩きながらポケットティッシュを眺めてくれるのです。
ちょっとした一言がターゲットの行動に影響することがわかりますね。

また、声掛けはそもそもポケットティッシュを受け取ってもらえるかどうかを左右する大切な情報でもあります。
例えば、お水系のポケットティッシュを配布している人はあまり声掛けをしないため、差し出されるまでどんな種類のポケットティッシュかを判断できません。

一方で、お水系のポケットティッシュはもらわない、と決めている女性の場合、怪しいものはすべて受け取らないというルールを作っていることがあります。
つまり、お水系でないポケットティッシュであっても不確かであれば、もらってもらえない可能性がでてきます。

こういった問題を解決するために、声掛けで何を配っているか、何のために配っているか、どんなキャンペーンかなどをはっきりと伝えてあげる必要があります。ただ、一人に配れる時間は短いので声掛けの内容はコンパクトにまとめておきましょう。

また、声掛け時の声の大きさですが、ある程度大きい方が当然良いです。ただ、長時間配り続ける場合、喉を傷めてしまいますし、恥ずかしさもあると思います。
このため、配る対象が一人ぐらいであれば、その人に聞こえる程度の声の大きさでも問題ありません。

しかし、信号の変わり目や、駅からの降車に伴いある程度の団体が近づいてくる場合には、先頭の人で声を大きめにして、後ろの人にも聞こえるようにしましょう。
そうすると、仮に先頭の人がもらってくれなくても、後ろでもらいたい人がいる場合、近づいてきてくれるきっかけにつながります。

声掛けは、もらってもらえる確率を高めつつ、その後の広告効果にも影響するためぜひ実践してみてください。

ポケットティッシュの配布位置 -ポジショニング‐

ポケットティッシュ配布時の基本は上述した通りですが、基本ができていても配れないことが結構あります。配布対象が特に決まっていない場合であれば問題にならないのですが、たいていは、若者限定だったり、女性限定、男性限定といった指定があります。

この配布対象者の指定が入ることで、配布効率がぐっと下がります。というのも、指定された対象しかいないような街であれば影響はないのですが、そういうことは残念ながらありえません。

このため、配布対象者に配ろうとしても、配布対象外の人にさえぎられて配れないということが結構な頻度で起きます。

図で説明すると以下のような感じです(詳細は、池袋編を参照してください)

こういった問題を解決するためにいくつかのテクニックを紹介します。

スーパーポジション3

これを解決するために、配布位置すなわちポジショニングが重要になってきます。
簡単な方法は以下の図の通りで、

道のど真ん中を陣取って配ればよいのです(ここでは、スーパーポジション3と命名しています)

しかし、これはとても通行人の迷惑になることが多いです。読者の中でも、道幅の狭い場所でやられて邪魔に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このため、このポジションを使う場合は、以下の点に気を付けてください。
・道幅の狭い場所ではやらない
・通行人にぶつからないように周囲に気を配る
・人通りが多いときは動きすぎない
・仁王立ちせずに、道幅を広げて通行人が通れるように横向きになる
・手を差し出すときに、反対側からくる通行人の通路をさえぎらないように気を配る

しかし、これだけ注意点をあげると、使える機会が少ないことに気が付きます。
このため、スーパーポジション3以外のポジショニングが必要になってきます。

オーバーテイク&ゴーアラウンド

こちらは、ポジションの関係でターゲットに手渡しにくいケースを表した図です。

しかし、以下の図のようにターゲット外を追い抜き、回り込んでターゲットへポケットティッシュを渡すことで解決できます。

また、回り込んだ結果、たまたまスーパーポジション3になっていることがあります。これも配布効率アップにつながります。
しかし、このときは、あまり長居せず、邪魔にならないように先に挙げた注意点を気にしながら、タイミングを見計らって元の位置に戻りましょう。

シグナルプレディクション

街頭でポケットティッシュを配布していると、信号の切り替えに合わせて、多くの人が一斉に動き出すことに気が付きます。このとき、複数の信号が連動して動いていることがあり、人の流れに規則性ができる場合があります(詳細は渋谷編を参照してください)。

こちらは渋谷のスクランブル交差点と109の信号の間の歩行者の動きの一例を表しています。

109側の信号が赤のうちに、みずほ銀行側へ移動し、

そこで数秒配り、

109側の人と、スクランブル交差点の人が交差する前に、道路側へ移動し、

そこで配る。

これにより、歩道の両側の歩行者に配れるようになるため配布効率が向上します。

ヒット&アウェイ&ローテーション

人通りが多く、四方八方から不規則に人の流れができてしまうような場合(以下の図)、一か所にとどまるとうまく渡せなかったり、通行人の邪魔になりやすいです(詳細は新宿編参照)。


このとき、矢印の方向からくる人すべてに注意し、人通りが減ったタイミングで、一番近いターゲットの方に移動し、そこで配ります。

後方を気にし、近くに人が通りそうだったら回転します。


後方から来た人がターゲット属性を持つ人であれば、せっかくなのでさっと配ってみます。
その後、空いている位置に再度移動し、道をあけて退避します。

このタイミングで、一度全体を俯瞰し、人の流れと空きスペースをみながら、ターゲットを定めて再度、同じように移動して配ります。

やっていることはまさに「ヒット&アウェイ&ローテーション」ですね。
これで通行人の邪魔にならないように気を配りながら配布できます。

ただし、こういった場所でのポケットティッシュの配布は効率も落ちやすく、場所を変えることも視野にいれた方がよいかもしれません。
以上のように様々なポジショニングテクニックをご紹介しました。

しかし、必ずしもすべての場所で適用できるとは限りません。
実際にポケットティッシュを配布される場所で、人の流れを観察しながら適材適所で取り入れる、あるいは新しいポジショニングを考えてみることをお勧めします。

まとめ

今回、私が学んだポケットティッシュの配布の基本から、ポジショニングを紹介しました。これから、ポケットティッシュを配布される皆さんのお役に立てばうれしいです。
なお、まだまだ色々なテクニックもあると思いますので、ぜひ試行錯誤しながらポケットティッシュ配りを楽しんでみてください。

sponsored link

down

コメントする




最近のコメント

    

    sponsored link