とらいんぐ

スタンプの対象とタイプを決めよう

time 2016/07/18

スタンプの対象とタイプを決めよう

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対象とタイプから見た傾向と対策

売れてるスタンプを分析してみよう」で、ターゲットとタイプを軸にして人気のスタンプセットを、4つに分類しました。

スタンプセットータイプ・ターゲット分類

今回は、以下のパターンごとに傾向と対策をまとめます。

パターン1:万人向け&万能タイプ(右上)
パターン2:万人向け&特化タイプ(右下)
パターン3:限定向け&万能タイプ(左上)
パターン4:限定向け&特化タイプ(左下)

パターン1 万人向け&万能タイプ

パターン1は、汎用性の高いスタンプセットです。

老若男女問わずだれが使っても、一通りの日常会話がこなせます。このため、ニーズもあり、手元にあればよく使ってもらえると考えられます。

逆に言うと、多くのスタンプセットがこのパターンになるため、競争の激しいパターンともいえます。対策として、差別化のために絵に特徴を持たせたり、宣伝を効果的に行う必要があります。

パターン2 万人向け&特化タイプ

パターン2は、特定の状況下で有用なスタンプを揃えたスタンプセットです。

例えば、季節を限定することで、より細かい表現ができるようになります。具体的には、販売時期を夏に絞り、すべてのスタンプに夏が伝わる表現(冷房、花火、プール・海等)を付け加えるといった方法があります。

使いやすさはパターン1と変わらないものの、細かい状況が伝わるようになります。また、パターン1に比べて、競争相手が減るため差別化がしやすくなります。ただし、状況を限定することで、市場規模も小さくなります。対策として、様々な状況に対応したスタンプセットを用意しておくことが考えられます。

パターン3 限定向け&万能タイプ

パターン3は、対象を限定し、対象同士でよく使われるスタンプを揃えたスタンプセットです。

代表的なものとして、恋人を対象にしたものがあげられます。例えば、恋人であれば、愛情表現を有するスタンプを豊富に備えています。対象とマッチすれば、使い勝手もよくなるため使用頻度が高くなります。

ただし、対象を限定すれば、パターン2と同様に市場規模も小さくなります。さらに限定しすぎるとクリエイターズマーケットでの検索が難しくなるという課題もあります。

なお、人気スタンプには、上図の超限定に入るものはありませんでした。このため、このパターンを狙う場合、ある程度一般化された対象(恋人、若者、母等)に限定しておく方がリスクは少ないようです。

パターン4 限定向け&特化タイプ

パターン4は、対象を限定し、スタンプセットの内容も特化したスタンプセットです。

このパターンは、かなりニッチであり、競争相手がほぼいない新規市場ともいえます。しかしながら、「売れてるスタンプを分析してみよう」でこのパターンに分類したスタンプセットは、分析から1か月以上たった現時点(2016/7/18現在)で、順位を落としており、このパターンの難しさが垣間見えます。

おそらく、新着時期に人気をゲットできなければうずもれてしまうと思われます。ニーズを具体化できていないうちは、このパターンで挑戦するのは控えた方がよさそうです。

対象とタイプを決めよう

これからスタンプを制作するにあたって、どのパターンを狙うかを決める必要があります。前述したように、パターン1は、作りやすく、使いやすいものになる一方で、差別化が課題となります。

一方で、パターン2やパターン3は、競争相手がパターン1より少ないため狙い目といえば狙い目です。ただし、パターン1に比べて定番のスタンプといえるものが少ないため、十分に内容を検討する必要があります。

パターン4は、そもそもの難易度が高いため、知識・経験の少ないうちは避けるべきでしょう。

一方で、今回のLINEスタンプをつくろう企画は、友達や家族などの親しい間柄で使ってもらうこと、状況を限定することなく広く長く使ってもらうことを目標にしています。また、はじめてのLINEスタンプ制作ということもあり、知見も乏しい状況です。

以上より、とらいんぐの企画第一弾は、パターン1を目指すことにします。課題である差別化は、販売促進活動でカバーする方向で検討します。

まとめ

4つのパターンについて傾向と対策を考察しました。とらいんぐでは、パターン1を目指すことにしました。これからLINEスタンプを制作する人にとって参考になればと思います。

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